2023年の宅建試験もいよいよですね。
この時期になると勉強をしていない方も「そろそろ勉強しないとまずい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ただ、いまからテキストを読んでノートをとって過去問を解いて、となると憂鬱になります。
この記事では宅建勉強のモチベーションが上がらない方に、私が実践して効果を感じた宅建試験勉強法を失敗点も含めて解説していきます。
宅建試験は効率が大事?失敗した勉強方法
宅建試験を勉強するうえで大切なことが効率です。
宅建はキャリアアップ、転職でも有利だからなど様々な理由で取得を目指している方が多いです。
つまり空いている時間で宅建試験の勉強をしないといけません。
宅建試験の勉強時間の目安はおよそ300時間といわれていますが、1年前や半年前から勉強している方でないとそのような時間の確保はできません。
そこで私の失敗した勉強方法も踏まえて宅建試験の勉強効率アップの方法をお教えします。
失敗した宅建の勉強方法:ノートを取りすぎた
私が宅建の勉強方法で失敗したのはノートをとりすぎたことです。
いままでの勉強方法が授業のノートをとる事しか知らない私はひたすら参考書の大事なところをノートに見やすいように写していました。
しかし、ノートに大事なところを書いたところで数回しか見直さず、過去問で気になった項目は結局テキストを見ていました。
もう少しテキストを読むことに時間を割いていたら細かいところまでチェックできていたのではと試験後に後悔してしまう事が多々ありました。
失敗した宅建の勉強方法②:過去問を解きすぎた
なぜ過去問を解きすぎて失敗したのか、理由は過去問は最新の法律ではないからです。
2023年民法においては【越境した枝を自ら切除できる権利の創設】宅建業法は【建築基準法改正に伴い重要事項説明の改正】が行われますね。
このようにほぼ毎年法改正が施行され宅建模試や予想問題にもよく要チェック項目として取り上げられます。
過去問を解くことは問題慣れや過去問の類似した問題が本試験で登場するケースもありますので必要性はあります。
しかし、過去問を10年分や5年分などさかのぼりすぎると記憶が混乱してしまうこともありますので、本試験で【過去問ではこうだった!】と自信をもって答えを選択したが、間違っていたということもあります。
解説まで読んでいればリスクを回避できるかもしれませんがやはり最新の情報を覚えておくほうが本試験では間違いがないです。
失敗した宅建の勉強方法③:権利関係を勉強しすぎた
権利関係は設問が14問と多いため、「勉強しすぎがなぜよくない!」と怒られるかもしれません。
しかし権利関係の深入りは危険です。
私は法学部法律学科で民法には日常的に触れてきましたが、それでもわからない問題はわかりませんでした。
権利関係は難易度も高く、出題範囲もひろいため、つまづく方も多いと思います。
時間もかかり法解釈の話になるため、問題を解くのも憂鬱になります。
比較的覚えやすい暗記項目や法改正のポイントを抑えて配点の高い宅建業法に注力するほうが合格率も高まると思います。
おすすめの宅建の勉強方法!
失敗談をふまえて私が効果を感じた宅建の勉強方法を解説します。
結論からお伝えすると、テキストや過去問をひたすら読み込むことです。
ただ読むのではなく以下のことを意識して読むとより効果的です。
・項目ごとに理解していきながら読む
・気になる箇所には付箋を貼ったりマークする
・テキストを何回も読む
読むことでノートに書く時間を削減しつつ、あまり確保できない勉強時間をより効率的にするための意識です。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
項目ごとに理解していきながら読む
法律関係や暗記系が多いため、一回読んでも【どういう意味だ?】となるかと思います。
各項目の解説を数回読んで【何を言っているのか】理解できればOKです。暗記しようと読む必要はありません。
法律用語や言い回しがはじめは理解できないのが宅建勉強の苦しいところかと思います。
まずは、しっかりと何を言っているのかを理解して読解力を身につけましょう。
気になる箇所には付箋を貼ったりマークする
おすすめの方法は付箋かインデックスに項目を書いて貼りましょう。
テキストを読み進めると関連した法律などがでてくる場合があるためです。
テキストによっては丁寧に関連ページまで記載がある場合もありますので、テキスト選びの参考にするのも良いと思います。
マークに関しては、暗記系の箇所にするのがおすすめです。
いちいち【大事なポイント!】のようなテキストの文言にマークしても、既に大事なポイントと書いてあるのでマークすることに意味はありません。それよりも大切な数字などに赤のマークをして赤シートなどで隠してチェックできるようにしておくことをおすすめします。
テキストを何回も読む
テキストを何回も読むことで理解がより深まり記憶に残りやすくなり、【読解力とスピード】が上がります。
その他にも、非常に大事なのが【宅建本試験の時間が2時間】という点です。
読解力とスピードを身につけることで宅建試験の設問を早く理解できます。
50問の設問ですが、実際には4択式の問題になっています。
つまり50問×4択 計200文読まないといけません。
2時間の試験に200文です。宅建試験がいかに読解力とスピードが大切かわかりますよね。
【最後に】宅建試験は読んで合格しよう!
自作のノートに要約して覚えることが悪いとは思いません。
しかし、普段仕事や家事などに時間を取られて勉強する時間の確保が難しい方には
テキストを読み込んで勉強する方法をおすすめします。
通勤時の電車やちょっとした空き時間。テキストを広げてノートをとるよりも、テキストを読むことがすぐに勉強に取り掛かれて荷物も少なく済みます。
なかなかノートに一生懸命書いても結果が思うように出ないという方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。